F-101の続きです。
さて、「さばの輪切り」の機首部分につづいて胴体、翼と組んでいくわけですが、今回のF-101にはエンジン本体のパーツは同梱されていませんが、コンプレッサーファン、ノズルはキッチリ胴体に組み込むようになっています。
例のごとく、ノズル部分はエッチングを丸めて組むようになっています。
これが、 |
こうなって、 |
ノズル完成です。 |
丸める作業自体は簡単です。ディティールのある部分が外側になるように丸棒で丸めますが、後で折り返す突起(ベーンを動かすアクチュエーターでしょうか)の部分が折れないよう丁寧に作業してください。
なお、説明書の工程9(ノズルの組み立て図)の部品番号「上:B41」と「下:B36」は誤りです。正しくは上がB36、下がB41です。
翼の部分は、主脚とその収納庫を組み込んでから上下を貼り合わせるようになっています。やや複雑ですが、この部分の合いは悪くはありませんので慎重に仮組を行ってください。主脚のホイール部分は半分が脚柱と一体となっています。車輪をはめる際はよくすりあわせてください。私はきつめのまま押し込んだところ、接着剤を流したとたん、車輪が割れてしまいました。
今回は便利グッズとして、カ○ンズホームで見つけたプラ製のクリップで固定、乾燥させました。小さいサイズのもので、50円ちょっととお安いのでおすすめします。製品によってバネの強さにばらつきがあるようですので、やや強めのものを選ぶとよいでしょう。
固定〜。 |
主翼、フラップの後縁は厚みが気になる方は薄く削ってください。
後縁はやや厚め |
胴体と翼の接合に特に問題はありません。
尾翼部分(C16及びC18)は胴体との合いがいまいちです。マクダネル特有のテールブーム部分(B5,B8,B10)は工程7では取り付けず、工程14で尾翼、胴体、テールブームを調整しながら接着した方がスムースに作業できると思います。
エアブレーキは、ヒケがひどいのでパテで埋めてください。
真鍮線で串うち |
なお、本キットにはAIM-4空対空ミサイルが付属していますが、F-101A/C型においては搭載及び発射試験は実施されたものの部隊において運用はなされなかったようです。
完成するとでかいです。スパンはともかく、全長はF-4とほとんど変わりません。
独特のテールブームやサイズからくるものなのか、F-4へと続くデザインが見えるような気がしますね。
不要パーツ(GP3〜5)を見てみると、A/C型ベースに改修を加えた偵察型G/H型も発売されるのでしょうか。パーツの構成からはRFや要撃型のB型も期待できそうです。
でかくて、長くてかっこいいです。 |
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