2015年1月4日日曜日

ロッキード・マーティン F-35C 「ライトニングⅡ」その1

皆様、ご無沙汰してしまいました。
長いこと更新が滞ってしまい、申し訳ありません。

 本日は、発売されてから時間がたってしまいましたが、あまり模型雑誌などにも取り扱われていないキティホークのF-35Cについてお送りします。

本キットは、キティホーク社3作目のF-35シリーズで、実機でもC型は最新型となります。パーツのおおむね半分は既発売のA型及びB型と共通となっていますが、胴体、増積された各翼面、強化された脚などを中心に新規パーツとなっています。 また、デカールは海軍VFA-101配備機等4機分、エンジンやキャノピー周り等に使用するエッチングパーツが付属しています。
デカールとエッチングです。

 キティホークのF-35シリーズにおいては何れも共通なのですが、コクピットのほか、前/主脚、脚庫、エンジン、ウェポン・ベイなどを組んだ後、これらを下部胴体パーツに接着、その後上部胴体パーツを貼り合わせます。以前紹介したジャギュアのような「具」が少なく、胴体の形状が単純な機体の場合、胴体パーツにある程度の歪みがあっても、プラ材で梁を入れたり無理矢理に接着したりと、形状の修正を行わずとも何とかなるのですが、F-35は平べったい胴体に大きなウェポン・ベイやエンジン、インテークダクトも内蔵するため、上下胴体パーツの勘合は重要になります。
向かって右下側にねじれてます(´д`)

 離型剤を中性洗剤(マジックリン+お風呂の残り湯を使ってます)できれいに落としてから見てみると、私が入手したものは下部胴体が大きく歪んでしまっていました(事後変形というやつですね)。最初はねじれているだけかと思っていたのですが、仮組みしながら確認すると左右の主翼基部も曲がっているようです。プラは比較的柔らかいのですが、変形が大きいため、ドライヤーで修正しました。
 まず、修正すべき箇所をよく確認した後、平たい板にパーツを置き、テープで形を正しい方向に固定し、修正したい部分に少しずつ力を加えながらドライヤーでゆっくり暖めていきます。テープは耐熱性のあるものがよいでしょう(ドライヤーで熱している最中に剥がれてしまいます)。
ゆっくりやってください。

  何とかねじれは解消したものの、熱しすぎてしまったようで、機首付け根の細い部分がほんのわずかですが変形してしまいました。歪みを修正する方法としては、お湯を使う方法(ヤカンの湯気で熱したり、沸騰しない程度に熱めのお湯で手曲げ)もありますが、何れにせよ慎重に、くれぐれも自己責任にて行ってください。

 では、組み立てにはいります。
裏を削ってください。
まずはコクピットから。シートなどは大きな問題はありませんが、正面の計器板というかディスプレイ(B10)とフード(B9)はそのままですとB10の位置がシートに干渉して組み上がりません。B10及びB9の裏側を削ってB10の位置を後ろ(B9の奥寄り)に修正してください。また、メインディスプレイ下部のパネルもいったん切り離して接着し直したほうがよいです。

B9とB10の位置はこんな感じ

 
 コクピットの塗り分け指示が「シート黒、その他グレー」みたいな指示になっていますが、実機は黒とグレーで、要所に赤や黄色となっています。特に黒い部分は材質によりトーンに差がありますので、写真を参考塗り分けてみるとよいでしょう。
 説明書にはありませんがパイロットのフィギュアも付属していますのでお好みでどうぞ。

 コクピットの後は、前脚・前脚庫、ウェポン・ベイ、テイルフック・同収納部、主脚・主脚庫、エンジンを組み立てていきます。特に問題もなくスラスラと進みますが、キティホークのF-35シリーズは同社でも初期に開発されたシリーズで、ダボの大きさの不一致や接着する部分にディティールが干渉するといった箇所が見受けられます。すりあわせや仮組みをきちんと行ったください。
 ウェポン・ベイの工程③のところで円筒形のパーツ(右側:B33 左側:B34)を取り付けますが、説明書にあるようなダボはウェポン・ベイ側にはついていません。私はB33とB34の接着部を平らに削って接着しています。
具はとりあえず完成(^_^;
次回は胴体を貼り合わせて完成させたいと思います。
 

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